野生の抵抗と、お金をかけないレガシー
2012年6月7日 TCG全般
相手にしてみるとわかりますが不用意にフルタップすると即死するという
交通事故的なデッキになっています。
What’s Happening?より転載。
3 《荒廃のマンバ/Blight Mamba》
4 《荒廃の工作員/Blighted Agent》
4 《ぎらつかせのエルフ/Glistener Elf》
4 《胆液爪のマイア/Ichorclaw Myr》
3 《使徒の祝福/Apostle’s Blessing》
2 《巧みな回避/Artful Dodge》
1 《はらわた撃ち/Gut Shot》
1 《高まる残虐性/Increasing Savagery》
1 《活線の鞭/Livewire Lash》
4 《変異原性の成長/Mutagenic Growth》
4 《剛力化/Titanic Growth》
2 《不自然な捕食/Unnatural Predation》
4 《野生の抵抗/Wild Defiance》
3 《魂の洞窟/Cavern of Souls》
9 《森/Forest》
4 《内陸の湾岸/Hinterland Harbor》
4 《墨蛾の生息地/Inkmoth Nexus》
3 《島/Island》
Sideboard
1 《使徒の祝福/Apostle’s Blessing》
3 《堕落した決意/Corrupted Resolve》
2 《墓掘りの檻/Grafdigger’s Cage》
1 《はらわた撃ち/Gut Shot》
3 《精神的つまづき/Mental Misstep》
2 《レインジャーの悪知恵/Ranger’s Guile》
3 《漸増爆弾/Ratchet Bomb》
デッキコンセプトは至極簡単。軽量感染クリーチャーに
回避能力をつけて一撃叩きこむ。これだけ。
黒にも《ファイレクシアの十字軍》や《疫病のとげ刺し》なんかの
回避能力持ちはいますが軽さとより確実な回避を狙って
この色に落ち着いてるようですね。
上手いなと思ったのは《使徒の祝福》と《はらわた撃ち》。
どちらもブロッカーを回避する目的で使えますが、余ったものは《巨大化》として
自身のクリーチャーに打っちゃう、という。
除去の薄いデッキに対しては鬼神の如き強さを見せるデッキですが
その分弱点もはっきりしています。
一点突破の戦い方をするため、相手の除去と使徒の祝福の打ち合いに
負けてしまうと、その後は大幅に減速します。加えて布告系の除去も有効ですね。
常に除去を打ち合えるように動いていけば交通事故は防げます。
このリストには入っていませんでしたが《思案》《ギタクシア派の調査》の強さが際立つデッキでもあると思います。相手の手札を見て
「ああ、除去無いのか、じゃあ殺すね。」
そして、このデッキに瞬殺されてもあまりの一撃必殺ぶりに
嫌な気分にならないのもポイントです。
そして次はレガシーのお話。
仲間内でレガシーに手を出そうかということになりましたが
皆デュアルランドなんて持ってない。復帰前の高額カードもない。
と言うことでできるだけお金をかけずにデッキを組んでみました。
■白黒The Gate
4 《深淵の迫害者/Abyssal Persecutor》
2 《ファイレクシアの抹消者/Phyrexian Obliterator》
3 《吸血鬼の夜鷲/Vampire Nighthawk》
3 《マラキールの門番/Gatekeeper of Malakir》
2 《ヴェールのリリアナ/Liliana of the Veil》
4 《暗黒の儀式/Dark Ritual》
3 《睡蓮の花びら/Lotus Petal》
2 《ファイレクシアの闘技場/Phyrexian Arena》
4 《強迫/Duress》
3 《Hymn to Tourach》
3 《剣を鍬に/Swords to Plowshares》
2 《忘却の輪/Oblivion Ring》
3 《未練ある霊/Lingering Souls》
2 《真鍮の都/City of Brass》
4 《汚れた原野/Tainted Field》
4 《孤立した礼拝堂/Isolated Chapel》
1 《地盤の際/Tectonic Edge》
11 《沼/Swamp》
《陰謀団式療法》と《名誉回復》を売ってしまったのが悔やまれる…
《苦花》もないので《未練ある霊》で。これは文句なしに強いですが。
《モックス・ダイアモンド》等の代わり《睡蓮の花びら》
《闇の腹心》は《ファイレクシアの闘技場》で。
動きとしては黒の高パフォーマンスクリーチャーを優良除去で
後押しするという単純なもの。やはり序盤からの手札破壊連打が魅力です。
■赤単バーン
4 《ゴブリンの先達/Goblin Guide》
4 《ボール・ライトニング/Ball Lightning》
4 《地獄火花の精霊/Hellspark Elemental》
4 《ケルドの匪賊/Keldon Marauders》
4 《稲妻/Lightning Bolt》
4 《裂け目の稲妻/Rift Bolt》
4 《溶岩の撃ち込み/Lava Spike》
4 《火炎破/Fireblast》
4 《炎の裂け目/Flame Rift》
4 《マグマの噴流/Magma Jet》
2 《轟く怒り/Thunderous Wrath》
4 《沸騰する小湖/Scalding Tarn》
14 《山/Mountain》
通常レガシーのバーンでは《ボール・ライトニング》は入らないみたいですが
第五版の頃を懐かしむための思い出枠ですね。
何時の時代も赤単は安くて強い。《火炎破》の強さが復帰後も
色あせていないのは流石。その気になればフェッチランドなしでもいいと思います。
■適当スリヴィングデス
4 《ハートのスリヴァー/Heart Sliver》
4 《筋肉スリヴァー/Muscle Sliver》
2 《酸性スリヴァー/Acidic Sliver》
4 《激情スリヴァー/Frenzy Sliver》
3 《陰影スリヴァー/Shadow Sliver》
4 《基底スリヴァー/Basal Sliver》
1 《憤怒スリヴァー/Fury Sliver》
4 《生ける屍/Living Death》
4 《信仰なき物あさり/Faithless Looting》
3 《生き埋め/Buried Alive》
4 《渦巻く知識/Brainstorm》
4 《真鍮の都/City of Brass》
4 《黒割れの崖/Blackcleave Cliffs》
2 《崩れゆく死滅都市/Crumbling Necropolis》
3 《ジュワー島の隠れ家/Jwar Isle Refuge》
3 《カープルーザンの森/Karplusan Forest》
1 《森林の地下墓地/Verdant Catacombs》
1 《森/Forest》
2 《沼/Swamp》
3 《鮮烈な小川/Vivid Creek》
往年のスリビングデス(笑)土地は保管箱にあったものを適当に突っ込みました。
色で事故る？なぁに。引けばいい。
復帰組でマジックをしていると絶対盛り上がるデッキだと思うわけです。
《生ける屍/Living Death》なんか今では300円くらいで買えるんですね。
おじさんびっくりしました。
動きはスリーヴァーで適当にビートしながら
《信仰なき物あさり》《生き埋め》で墓地にスリヴァーをためます。
上手いこと行けば《憤怒スリヴァー》を落としましょう。
で、《信仰なき物あさり》《渦巻く知識》で《生ける屍》をどうにかこうにか
引っ張ってきてブッパ。ついでに《基底スリヴァー》で自爆できると素敵です。
そうすれば
全体強化+速攻+シャドー+非ブロック時強化+二段攻撃+生贄でBB+そのマナで2点
というわけわからん軍勢で瞬殺できます。 弱いですよこのデッキ。
さてさて、非常に実のない記事になりましたが、
仲間と昔を懐かしんでやるマジックも楽しいものですよ。
眠ってる往年のカードをもう一度使ってみてはどうでしょう。
デザインのお仕事でかなり大口な依頼がきそうなので
ちゃんとマジック出来るか心配です…(笑)
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